2018年11月30日金曜日

どんな計算になるか考えよう(4年算数)

 算数の時間に,4年生が馬屋上小学校のお友達と協働学習に取り組みました。今日は両校合わせて11人で勉強をします。
 今日の課題はお店に並んだいろんなケーキの値段から問題が出されます。どんな計算をして答えを求めるかを考えます。「なに算になるかを考えて説明しよう」というめあてです。馬屋上小学校のお友達とあいさつをしてから学習を始めました。
 まずは,どちらの学校の子どもたちも黒板の絵を見て,問題のワークシートに計算の式,答え,線分図などの手がかりとなる考え方を書きます。それができたら,なぜその計算になるのかの理由を文章で書き添えていきます。できた人は,4つの問題のワークシートに次々と取り組んでいきます。 
 みんな,「○○個ずつ分けると~」,「あわせて~」など,カギになる言葉に注意して式を考えています。どちらの学校も一人学びがある程度できたところで...。 
まずはとなりの友達と話し合いをします。自分のワークシートをもとにして,自分の考えた計算の仕方をとなりの友達に説明します。どちらの学校でもペア学習をしています。
 先生が両校の学習の進み具合を確認して,ここからはテレビ会議で授業を進めます。自分の考え方を黒板に映し,プレゼンする様子を馬屋上小学校のお友達に見てもらいました。 馬屋上小学校のお友達も,自分の考え方をテレビを通じて教えてくれました。
 テレビ会議の学習場面では,「限られた画面で相手にうまく伝える力」も求められます。声の大きさ,速さ,目線など,通常の学習以上に意識して発表しないと伝わりません。今日の学習に向けて,事前に発表の仕方の練習をしていた4年生は,画面の向こう側の人にもうまく伝えることを意識して,ゆっくりはっきりと発表することができていました。
 こうしたプレゼンテーションの力を高めておいたおかげで,今日の学習で深めたかった「どうしてこの計算式を使うか?」という算数のめあてに迫る学習を進めることができたようです。
 テレビ会議を使った学習は,場作りの難しさと同時に学習の広がりを得られる楽しさがあります。子どもたちの学習が深まるような取組となるようにがんばっています。