2018年10月9日火曜日

すがたをかえる大豆(3年国語)

 3年生は国語で,「すがたをかえる大豆」の学習をしています。今日は,岡山市教育研究研修センターなどの学校外の先生にお越しいただき,公開授業を実施しました。
 今までこのお話に書かれている内容をしっかりと読み取ってきた3年生。今日の学習では,この説明文に隠された秘密を考えます。
 はじめに,大豆はすがたをかえていろいろな食品になった様子を復習しました。作者が示した食品を絵カードと言葉で順番に並べます。作者の書き方には何か秘密があるのでしょうか? 
 みんなのプリントには作者の書いた順番に大豆の食品が並んでいます。大豆を使った食品には多くの種類があり,作り方も多様です。できた食品ももとの大豆とは思えないものが多いです。はじめに,それらの食品の作り方や見た感じなどを比べ,分かることをプリントに書き込みました。 
 次に,友達と自分が気付いたことを話し合いました。少人数の話し合いは,学級のみんなに話すのより気軽です。先生もみんなのグループを回って,話し合う様子に耳を傾けます。「自分が気付きを友達に伝える」ことで考えを整理することができ,学級のみんなに話す練習になります。友達の話題から,「なるほど!」と新しい発見も生まれます。 
 最後に黒板の大判プリントにみんなの気付きを整理しました。「食品の作り方」,「食品ができあがるまでの時間」,「味,見た感じなど食品の様子」などの視点で,それぞれの大豆食品について読み取ったことを書きました。
 すると,大豆食品が,「作り方が簡単で短時間で作るもの」から「作り方が複雑で,作るのに長時間かかるもの」に並んでいる様子が分かってきました。説明文の「大豆のすがた」も,文章の後ろのものほど大きく変わります。作者はなぜこの順番に書いたのでしょう?
「バラバラの作り方が適当に書いてあると,読む人が分かりにくい。」
「読んでる人の頭がぐちゃぐちゃになる。」みんなからも意見が出てきました。
 説明文では,作者が読者の人がよく分かるように,工夫して文章を書いていることが分かってきました。書き方を工夫すると,自分が同じようによく分かるように書くときの手がかりになります。勉強したことを自分の作文にも生かしましょう。