納税は国民の義務で,「税金を払わなくてはいけない」というけれどなぜ必要なのでしょうか。世の中にあるいろいろなサービスから考えることにしました。
はじめに,みんなのよく知っている仕事を考えました。警察の仕事,お店屋さんの商売,銀行員,先生...。世の中にはみんなのくらしを支えているたくさんの仕事があります。これらの仕事には公共サービスとそうでないものがあります。
税金はこれらの仕事のうちで,公共サービスと呼ばれているものに多く使われています。市役所,警察,消防,ゴミ収集などの仕事は,みんなのくらしを支える大事な仕事です。これらの仕事は普通の商売と違って税金がないと成り立ちません。また,人々のくらしのための年金,災害が起きたときのための資金など,その使い途は実に様々です。
学習の最後に,1億円の札束(ほんものそっくりのモデル)を持つ体験をしました。1億円といえばすごいお金ですが,学校などの公共施設などを建てるとすぐに必要になる金額です。お金の重みがよく分かりました。
私たちの負担する税金は,社会のいろいろな場面でみんなのくらしをよくするために使われています。社会のために役立つ税金だからこそ,よく知っておく必要がありますね。