はじめに新聞紙,次に小枝と燃えやすいものから順に七輪に入れて火を大きくしていきます。「うわあっ。消えちゃったよ。」火を安定して起こすのは大変です。うちわでぱたぱたあおぎながら,次第に火を強くしてから,木炭を入れました。
「七輪はあったかいね。」木炭が赤く燃えています。火が落ち着いたところで,網をのせておもちを焼き始めました。ほどなくおもちがこんがり焼けました。
きなこをつけておもちを食べてみました。おいし~!電気やガスを使わなくても,炎だけでやわらかくて,おいしいおもちが焼けました。みんな大満足です。でも,ここに至るまでにかなり苦労したのも事実...。
ガスコンロやIHヒーターなど,今の調理器具はスイッチを押すだけで,すぐに温めたり焼いたりすることができますが,わずか50年ほど前には,かまどでごはんを炊いたり,湯を沸かしたりするくらしがありました。炭火などを使った調理は,時間も手間もかかって大変な作業です。昔の人々が調理をするために,どのようなことをしていたのかをちょっぴり体験することができました。