すると,塩酸につけたスチールウールとアルミ箔は泡をふいて溶けてしまいました。塩酸に入れたアルミ箔は跡形もなく消えてしまいました。炭酸水は,スチールウールもアルミ箔も溶かすことができないようです。どちらも酸性の水溶液なのに,溶かすはたらきが異なる様子を確かめることができました。
もう一つは,10円玉をきれいにする実験です。水溶液が金属を溶かすはたらきが,銅でできた10円玉にもあてはまるのかどうかを確かめました。塩酸は危険なので,身近な酸性の水溶液「酢(す)」を使います。はじめに,水だけで10円玉をこすっても汚れたままでしたが...。
酢につけてからこすると,10円玉はあっという間にピカピカになりました。スチールウールでさらにこすると輝きが倍増して,新しい10円玉のようになった人がたくさんいました。
酸性の水溶液のもつびっくりパワーに触れて,盛り上がった理科の学習でした。