五城小学校は,岡山市立馬屋上小学校のみなさんとテレビ会議システムを使った共同学習に取り組んでいます。今日は,1~4年生が馬屋上小学校の1~4年生の皆さんとの顔合わせの会をしました。
3校時は,1,2年生の子どもたちが交流をしました。はじめにお互いに一人一人自己紹介をしました。次に,それぞれの学校で最近取り組んだ行事などの中から,クイズを出題し合いました。
五城小の1,2年生は,10月に行った校外学習から問題を作って出しました。「切符を買って,JRに乗って行きました。」と伝えると,「すごい!」とテレビから相手のお友達が驚く声が聞こえてきました。問題も工夫して考えていて,見ている人にも楽しんでもらえたようです。
TVの交流ですっかり打ち解けた1,2年生。さよならをするときには,みんな手を振って大賑わいです。
続いて,5校時には,3,4年生が交流学習に取り組みました。こちらも,今年度は一回目の交流なので自己紹介からスタートです。相手によく伝わるようにカメラのレンズを見つめて,できるだけゆっくりと話します。
3,4年生は,どちらも学習発表会で練習している音楽を伝えました。五城小からは,「変わらないもの」の二部合唱,馬屋上小学校からは「茶色のこびん」の合奏の発表です。
どちらの学校の発表からも,自分たちがいっしょうけんめいに練習している音楽の楽しさや素晴らしさが伝わってきました。振り返りの中で,離れた学校の人たちといっしょに勉強できることが楽しかったという声がたくさん聞こえてきました。
今日の学習には,岡山市教育委員会から村尾先生が授業の様子を見に来てくださいました。村尾先生は海外の学校にご勤務された経験があるそうです。そのときに使っていた道具が,今や授業で当たり前のように使えることはすばらしいことで,ICT機器を使って遠く離れた人ともうまくお話をして,しっかりと勉強をしましょうとお話をしていただきました。また,子どもたちの歌や態度も褒めていただき,みんな充実感をもって学習を終えることができました。
今回の顔合わせの後は,算数や国語の授業の中で,同じ課題をともに考えたり意見を交わしたりする活動をしていきます。遠隔共同学習にはいろいろな制約もありますが,「いろいろな人と学ぶ」,「考えを分かち合う」ことができるように取組を進めていきます。