1年生は国語「おむすびころりん」の授業を公開しました。さし絵をもとに登場人物のしたことや様子を話し合いながら,主人公の「おじいさん」の気持ちを言葉で表します。入学してから2ヶ月経って,少しずつ成長している子どもたちの様子を見ていただきました。
2年生は算数で「1000までの数」を見ていただきました。今まで学習した100までの数字の表し方を振り返りながら,100を超える数字も,工夫して数えると分かりやすく表現することができそうだという見通しをもつことができました。
3年生は算数「買えますか,買えませんか」の授業を見ていただきました。買い物のときに,持っているお金と,買い物全体の見積もりの料金について考えることは,大切な生活体験です。商品の金額をおよその量に捉えて,すばやく概算を見積もる練習をすることができました。
4年生は算数「四角形」の学習を見ていただきました。4つの辺で囲まれた四角形は,その辺や角の特徴をもとに,いくつかの形に分類できます。今日は向かい合った辺の関係に目を付けて,平行四辺形,台形といった仲間分けをすることができました。
5年生は国語「敬語の使い方を知ろう」を公開しました。高学年になるとその場に応じた言葉づかいがだんだんと身についてきますが,いざ正しく表現しようとすると,「えっ,どう言うんだっけ?」ということがよくあります。ていねいすぎる言い方で回りくどくおかしな敬語になって,笑いの起きる場面もありました。今日の学習で正しい言葉で人と接する力が高まったらO.K.ですね。
6年生は,例年,この土曜授業日で,日本の伝統文化に触れる体験活動に取り組みます。今日はおうちの方々に,お茶を振る舞う「茶道」について教えていただきました。(この学習は 公益社団法人岡山県文化連盟 様のご協力で実施しています。)今日だけ教育相談室がお茶席に大変身です。「茶道でたいせつにしていること」,「相手への思いやり」など,講師の先生からの手ほどきを受けて,6年生もちょっぴり「茶道通」になることができました。
2時間目の公開授業では,4~6年の子どもたちが,日本ウェルネススポーツ大学・教授の近藤 卓 先生からの特別授業をしていただきました。
「自分って何だろう?」ということを考えるのは,だいたい小学校の高学年あたりからということをふまえ,五城小のみんなに,「愛の大切さ」,「生きるってすごいということ」,「まわりのみんながいるから何があっても大丈夫ということ」などを,楽しいスライドをもとに話してくださいました。先生といっしょにお越しいただいたゲストの田中様の歌とお話も,子どもたちの心に響きました。先生方の語りと歌にあっという間に1時間が終わってしまいました。
4~6年生の特別授業に引き続き,PTA主催の人権教育研修会でも,近藤先生にご登壇いただき,「子どもの自尊感情をどう育てるか」というテーマでご講話をいただきました。先生は,健康教育学,臨床心理学をご専門とされ,高校や大学で教鞭を執ったり,学校カウンセラーとして多くの子どもたちに接したりするなど豊富なご経験をおもちです。現代の社会で,子どもたちが抱える「生きにくさ」に寄り添い,生きる喜びを感じ取る子どもが育つようにとご活躍中です。
先生のお話に大きくうなずいたり,真剣にメモを取りながら聞き入る受講者が大勢見受けられました。先生にご指導いただいた「子どもたちとの日々の共有体験の積み重ね」を大切にしていきたいと思います。遠路はるばる五城の地までお越しいただき本当にありがとうございました。