各自家から持ってきたハンカチなどの白い布を染めます。大豆と輪ゴムを使って布をしばり,いろいろな模様を作ります。輪のような模様にしたり,布の端だけをくくって白い部分を出したりするいろいろなテクニックを教えてもらいました。
自分の布に細工をしたら,つぎはミョウバンの水溶液に布を浸して30分ほど待ちます。少々待ち遠しいのですが,しっかりと色が定着するように下地を作る大事な作業です。
ミョウバンの水溶液に浸した後は,いよいよタマネギの皮の染色液の中へ布を入れます。おはしで布が浮いてこないように押さえて沈め,またまた,待つこと30分ほど。染め物は本当に根気のいる作業です。(^^;)
最後に染色液から布を取り出し,水洗いをすると...。
「おおーっ!」さまざまな模様の絞り染めが完成しました。
布の材質や煮る時間の違いで,色の付き方が違います。世界にたった一つだけの自分だけの作品に大満足の3年生でした。「家でもやってみたいなあ。」という声が聞こえてきました。
絞り染めの体験を通じて,昔の人たちが身の回りの物をうまく使いながら,豊かな生活ができるように工夫していることを学ぶことができました。お世話をいただいたお二人の先生方,本当にありがとうございました。