最初にパソコンのシミュレーション教材で,水の入り方を見て問題についてのイメージを深めました。
水の入り方を確かめた後,まず,一人一人で問題を考えました。水そうに水がいっぱいたまった状態を,全体で1の割合と考えます。先生が子どもたちの机を回りながら,考え方をたずねていきます。
次に,となり同士の友達で,はじめに自分の考えた方法を伝え合います。自分でかいた図や式を手がかりに,自分の考えの理由や,立てた計算の意味について説明し合いました。友達の説明から,考え方のヒントをつかんで納得した人もいました。
最後に,学級全体での発表タイムです。みんな黒板の前に移動しました。ペアやグループの代表の人が,発表用のホワイトボードに書き込んだ内容を聞いて話し合っています。
話し合いを通して,この問題を解く際のポイントを明らかにしました。「全体を1と考えること」,「部分と部分の割合の和を考えること」,「全体を,部分と部分の割合の和でわること」,という手順に従って問題を解くことできることを全体で確かめました。
説明に少し時間がかかり,練習問題をする時間が足りなくなりましたが,練習問題も同じように考えて,すばやく解決できた人がたくさんいました。
五城小学校では,「めあて → 自力解決 → 学び合い → まとめ → ふりかえり」という学習のプロセスを大切にして,日々の授業を行っています。6年生の学習の姿に,校内研究の取組の成果を実感することができました。