2017年12月5日火曜日

小数のわり算(4年算数)

 五城小は,「学ぶ楽しさ,分かる喜び,できる実感のある授業づくりをめざして」をテーマに算数の授業研究を進めています。12月5日(火)には,4年生が「小数のわり算」の授業公開をしました。
 今日のポイントは,0.6 ÷ 3 のような (小数) ÷ (整数) の計算のときに,小数を10倍して整数に変えてから計算しやすくし,もう一度割り戻すことができるかどうかということです。 
 はじめに問題を確認してから,テープの図や関係図を見て式を考えます。
 今までの学習を振り返り考え方を整理します。6 ÷ 3 = 2 の計算から,言葉の式を導き出し,数字が 0.6 ÷ 3 のように小数になっても計算ができるかどうかを試します。
 0.6 ÷ 3 の計算の仕方を,まずは,一人でノートにまとめます。次にそれをペアの友達と意見交換します。ていねいにまとめているので,相手に分かりやすく伝えることができた人がたくさんいました。自分の言葉でしっかり話すことができる子どもたちの姿が心に残りました。最後はペアで話したことを,ホワイトボードにまとめて学級全体で共有しました。
「0.1のいくつ分」かを考える方法と,「10倍して10でわる」方法の2通りの考え方が出されました。担任の先生からは,「なぜ10でわるのかな?」,「かけ算の時と同じところはどこかな?」,「どちらの考え方にも入っている大事な言葉は何かな?」などの質問が投げかけられ,子どもたちが答えながら整理していきました。
 最後に今日の学習をふり返ります。2つの考え方は,どちらも整数をもとにして考えていることをみんなで確かめました。「かけ算で学習した内容と似ているなあ。」とみんなの意見がまとまりました。小数のわり算の理解が深まる学習になりました。
 今日は,岡山市教育委員会のお二人の先生が授業の参観においでになり,授業をご覧いただきました。本校の取組に関して,ご指導とご助言をいただくことができました。お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。