でも,ペットボトルには,教科書の写真のような何層もの地層はありません。「地層は,小石,砂,どろの順に積もっているよ。」「何重も重なっている。」「土が何度も積もったんじゃないか?」
いろいろな意見が出てきたので,実験をして地層づくりに挑戦することにしました。
雨樋(どい)状の装置に土を入れて水を流します。流れた土と水は,アクリル水槽にたまる仕掛けです。「土を入れて,水を流す」作業を何度か繰り返すと。
「ああっ,地層ができてる!」大きい粒の砂の上に小さい泥が重なった地層ができました。
水がたくさん流れるというのは,実際の川では大雨などが降ったときと同じ状態です。たくさんの土や砂が運ばれて水の底に積もると一つの層ができ,それを繰り返して地層ができるのではないかということが分かりました。