地域にお住まいの方から,しいたけの作り方を教えていただく学習を行いました。ゲスト・ティーチャーでご指導いただいたのは,五城学区にお住まいの藤原さんご夫妻です。藤原さんご夫妻は,五城小学校のさまざまな教育活動や児童の登下校安全等に,長い間関わってくださっています。寒い中,ご来校くださいました。
藤原さんのお宅では肉厚のおいしいしいたけをたくさん作っておられます。3年生の子どもたちは,地域のしいたけ名人さんがどうやってしいたけを育てるのか話を聞き,しいたけの原木づくりにチャレンジしました。
まず,藤原さんがしいたけの育て方を説明してくださいました。しいたけはよい原木を準備することから始めます。しいたけの栽培に適したクヌギなどの原木を1mほどの長さに切り,種駒(しいたけの菌糸が入ったしいたけの苗のようなもの)を埋め込むための穴を等間隔に空けていきます。穴を空ける作業は,藤原さんがドリルで手早くしてくださいました。
しいたけの原木の穴にしいたけの種駒をギュッと詰めます。細かい作業ですが楽しそうに作業に取り組んでいました。種駒がとび出さないようにていねいに詰めていました。
種駒をつめた原木は,藤原さんのトラックに積んで,パソコンルーム横のしいたけコーナーに運びました。先輩達も,藤原さんが用意してくださった原木のお世話をして育てています。3年生のしいたけは,今年の秋には収穫できるようになるとか。できたものは子どもたちが家庭に持ち帰ります。おいしいのができるかどうか楽しみですね。
御津地域のしいたけは,肉厚で見栄えもよく高級しいたけとして有名です。身近なところにも,地域のよいものがあること,そうしたことに関わっている名人さんがいらっしゃることを学ぶよい機会となりました。小雪の舞う寒い一日でしたが,藤原さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。