「赤いリボンと青いリボンがあります。赤いリボンの長さは30cmです。赤いリボンは青いリボンより10cmみじかいそうです。青いリボンは何cmですか。」先生が問題を示すと,子どもたちから考え方の予想が返ってきました。みんなで話し合って,問われていることを確かめてから,各自で問題解決に取り組みました。前の時間にテープ図(長さを表すテープをかいて考える図)を使う学習をしていたので,ノートに自分の解き方を表現している人がたくさんいました。
次は,ペアの友だちと考え方を教え合います。自分のかいた図をもとに,なぜそう考えたのかを説明しています。
自分の考えがまとまった何人かの児童が,ホワイトボードにノートの内容を写して説明します。自分の考え方の理由を示しながら話します。まず各自で,次にとなりの人と,最後はクラス全体へというように,思考や発表の場を広げていきます。
問題文の中の,「◎◎は,◇◇よりも長い(短い)」などの表現に注意して考えると,ものの大小の関係や計算方法などに気づくことができ,正しく問題を解くことができます。また,つかんだものごとの関係を,正しく図などに表現する力を高めていくことも重要です。
五城小学校では,各学級の公開授業を通じて,よりよい授業づくりのための職員研修を進めています。