2017年1月19日木曜日

ユニセフのはたらき(5,6年総合)

 岡山ユニセフ協会から,片岡さんと高田さんを講師にお招きして,5,6年生がユニセフの役割やその活動について学習しました。
 ユニセフ(UNICEF,国連児童基金)は,第2次世界大戦の後,1946年設立に設立された,世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する国際連合の機関です。世界150以上の国と地域で,子どもたちに必要な栄養の支援,水・衛生の支援,教育の支援,伝染病の防止などに取り組んでいます。 世界には,戦争や貧しさのために,子どもたちの生きる権利が守られていない場所が数多くあります。そうした危機を少しでもなくすために,多くの人々がはたらいています。
 3校時には,6年生がユニセフのはたらきについて,スライドをもとに学びました。
 また,ユニセフがどのような支援を行っているのかを,いろいろな資料をもとに学習しました。栄養バランスのよい携行食,伝染病を防ぐためのワクチンを運ぶためのクーラー,伝染病を人にうつす蚊などの虫から子どもたちのくらしを守る蚊帳(かや),赤ちゃんの体重を正しく測定することができる体重計など,たくさんの工夫があって,子どもたちのよりよい成長のために使われていることを教えていただきました。
 6年生には,次に大切なミッションがあります。学んだことを,4校時に5年生に伝えるのです!
 4校時には,6年生が4年教室に移動しました。3校時に学んだことを,自分とグループになった5年生に教えます。
 6年生から5年生へ,学習したことを伝えています。ユニセフのロゴの入ったリュックには,学習に必要な文房具が入っています。勉強したくても道具のない地域が,世界にはまだまだ数多く存在しています。この学習セットは,そうした地域で子どもたちの教育が少しでも充実するようにと考えられ送られています。勉強することは,よりよく生きることにつながっているのですね。
 最後に,教室のみんなで分かったことを共有します。伝染病を防ぐための蚊帳の実物をもとに,病気を防ぐための工夫や,人々の願いについて発表している様子です。電気のない場所でも,こうした工夫をすることで安全な生活ができるのですね。
 ユニセフは世界中の人々が,お金と智恵を出し合って,子どもたちがよりよく生きていくためにがんばっています。私たちも募金などを通じて,そうした活動を支えることができます。みんなでよりよく生きていくためには,自分に何ができるのか?考えることはとても大切です。